先に断っておきます。
わたくし、ゴルフをアドバイスできるような腕は持っておりません。
ですので、この記事を読んでいただく前に現状のスコアなどをまずは晒しておきます。
この後を読むか読まないかはそれで判断していただきたいとおもいます。
- ベストスコア 87(2016/5 富岡ゴルフ倶楽部:レギュラーティー)
- ワーストスコア 136(2008/6 府中カントリークラブ:レギュラーティー)
- ドライバーHS 40-42m/s
- 総ラウンド数 109(2017/5/1現在)
- 100切り 20ラウンド目(2010/9 都留カントリー倶楽部:レギュラーティー)
- 90切り 100ラウンド目(2016/5 富岡ゴルフ倶楽部:レギュラーティー)
- 173cm 59kg 年齢49
最近は始めたばかりの初心者から教えてと言われることも多く、本当に上達したいならプロに習うべきとアドバイスします。
が、現実にはなかなかそうもいかないので100切りを目指す人のために、100切り前の自分にアドバイスするつもりで効果の高い練習をまとめてみました。
先日は頼まれてほとんどゴルフクラブを握ったことがない人にグリップを教えました。
ゴルフで100切りしたいなら野球バットでの素振り
まず、レベルに関わらずゴルフで一番大事な練習なのが素振りです。
特に100切りできないレベルであれば尚更。
野球経験者以外のほとんどの方は「長い棒を両手で持って振る」という運動に慣れていません。
「長い棒を振る」運動、つまり素振りをたくさんしないと慣れないどころかうまく振ることさえできないのです。
例えば、あなたはボールペンで自分の名前を(ある程度)うまく書けますよね?
自分の名前は恐らく、人生で一番書いた漢字なのではないでしょうか。
では、筆ではどうでしょうか?
普段から筆を使い慣れている方は別ですが、小学校の書初め以来、筆を握っていないければなかなかうまく書けませんよね。
筆の使い方は知っていますが、書くことに慣れていないからうまく書けません。
ゴルフのスイングは再現性が大切なのはお分かりかと思います。
それが、振り慣れていないことで毎回スイングが違ったら、ボールをうまく打てるわけありません。
だから素振りで「長い棒を振る」運動に慣れることが第一なんです。
できれば毎日、素振りしてください。
ただ、素振りするといっても家の中では狭いし、子供たちが遊びまわってる公園で長いゴルフクラブで素振りするわけにもいきません。
なので、おすすめは室内で野球のバットでの素振りです。
ゴルフクラブよりは短いですが、しっかりした重量があるので30回でもしっかり振ると息が上がってきます。
素振り専用の短いクラブでもいいですが、わたしはコレを買って家の中で振っています。
別に野球はしないので一番安いのでOKです。
素振り用のバット。上はステンレスパイプ。
上のステンレスパイプは軽いものを素早く振る練習用です。
ゴルフで100切りしたいなら体力作りをする
100切りしたことがない人とラウンドすると、ラウンド後半にショットがいい加減になったり投げ出す人が結構います。
これって体力を消耗して色々なことを考えられなくなるんですね。
集中力が切れる。
ですからこんな人はしっかり集中して最後までラウンドするには体力づくりが必要です。
毎日、何キロか走ればいいんでしょうけどなかなかできない人は歩いてください。
私は週二回程度、2駅分を出勤ついでに約3Kmを速足で歩くようにしました。
これだけでも、何もやっていないよりずいぶんラウンド後の疲れ方が違います。
わたしは今でも最終ホールにミスが多いんですが、やはり疲れてきて判断をミスるんです。
例えば、グリーン中央まで50yくらいをヤーテージ杭を見間違えて70yと判断してショットしたらグリーン奥のバンカーに。
バンカーからトップしてグリーンに乗らず・・・・。
なんで50yを70yと見間違えるミスをするのか?
こんなの冷静に歩測していればなんてことないのですが。
これも一種の体力の無さなのですが、どちらかというと脳みそに栄養が足りていない。
今ではラウンド中にチョコレートを食べるなどしてケアするように対応してます。
ゴルフで100切りしたいならパッティング練習
やっと、ゴルフらしい練習です。
では、パッティングの重要性から。
パッティングはゴルフのスコアの約40%を占めています。
100くらいのスコアなら40パットぐらいですね。
つまりドライバーよりもパターをたくさん使うのです。
スコアの40%を占めるなら練習してうまくならない手はありません。
しかもパッティングは、体力がほとんど関係ないのでプロゴルファーより上手くなることも身体能力的には可能なのです。
しかも、パッティングの基本練習は家でもできますしね。
みなさんはパッティングマットを持っていますか?
無いならすぐ買ってください。
パッティングの練習も素振りと同じで最初は慣れるために毎日やってください。
最初は50cmでいいので、10球連続で入れられるように自信を付けて下さい。
そのあと徐々に距離を伸ばしていきましょう。
これも素振りと同じで量稽古が必要です。
ゴルフで100切りしたいならアプローチ練習
練習場で観察しているとドライバーを振りまくっているのが下手な人ってすぐわかります。
1ラウンドのうち、多くても14回しか使わないのに練習の大半はドライバー練習。
たぶん、ティーショットでミスるのが恥ずかしかったり怖かったりするからなんでしょうが、ミスするときは上級者でもミスするので恥ずかしがる必要はありません。
100切りなら200yも飛んで、次が打てるところにあればOKなんです。
だからドライバーの練習はほどほどにアプローチを中心に練習しましょう。
転がりも含めて何ヤード打つではなくて、ボールの着地点を基準に打ってみましょう。
アプローチウェッジで50y、30y、10yと打ち分けをとことん練習しましょう。
いつも練習場にいるおじいちゃんは、練習が終わると自分の前に一直線におびただしいボールが集まっています。
練習場で打った球の80%以上は20yとか30yとかのアプローチを練習しているんですね。
話しかけたことはありませんがきっとシングルプレーヤーなのでしょう。
ゴルフで100切りしたいならハーフショットの練習
100切りできないゴルファーはハーフショットがうまくできません。
常にフルショット。
フルショットしかできないくらい。笑
※ここでハーフショットとはフルショット以外のショットを指すこととします。
ラウンドではフルショット以外が必要な場面が結構あります。
フェアウェイでライが良ければフルショットでいいでしょう。
しかし足場が悪い、傾斜地、スタンスの体勢が悪いなどの場面でフルショットでは当然うまくショットすることはできません。
その結果、ダフったりトップしたりで痛いミスとなります。
そんなときは番手を上げてハーフショットで対応します。
多少、距離が短くても大きなミスではないのでOKです。
練習では100y、90y、80yの打ち分けの練習をしてください。
ひとつ番手を上げて110y、100y、90yの練習も。
ハーフショットができるようになると、無理にフルショットしなくてもいいからショットの成功率も上がります。
ゴルフで100を切りたいならパンチショットの練習
パンチショットとは低い弾道で方向性を重視したショットのことを言います。
パンチショットのやり方はここでは解説しません。
弾道が低いので風が強いとき、木など障害物が上にある時に有効なショットですが、パンチショットを練習しておくとラウンドで役に立つ場面が多々あります。
正直、池越えや谷越えでなければ球を上げる必要はありません。
方向さえ間違っていなければ、転がろうが前に行けばOK。
傾斜地でからフェアウェイに出したい時にも役立ちます。
先日も木の下のボールをフルショットできない状況から9番アイアンのパンチショットでグリーンオンさせました。
まあこれはラッキーでしたが。笑
いかがでしたか?
わたしは20ラウンド目で100切りを達成しましたが、当時のことを考えるとかなり無駄な練習をしていたと思います。
やはり早く上達するには先人の知恵を借りたほうが効率的なわけで、やはりプロに習うのが早いんではないでしょうか。
では、100切り目指してがんばって練習してください。
ゴルフで100を切りたいならする練習+1
おっと、忘れてました。
最後にもうひとつ。
最後は「欲」をかかない練習です。
「飛ばしたい欲」「ナイスショットの欲」「スーパーショットの欲」「2オンの欲」・・・・
自分に実力に見合わない結果を欲しがらない。
実はこれが一番難しい。
同伴者のティーショットがナイスショットで距離も出てると、俺も負けねえぜと力が入ってチョロったりOBだったり。
そこ、張り合うところじゃないですから。笑
ティーショットを曲げて林の中から狭い隙間を狙いますけど、そこ狙うところじゃないですから。
傾斜地のラフにボール。そこフルショットじゃないですから。
後であそこはフルショットじゃミスるよと軽くアドバイスしても「そーなんだよな、わかっちゃいるけどそれができないんだよなぁー。」と。
わかっていません。笑
スコアをまとめたいのなら欲をかかない練習が一番必要かもしれません。
【おまけ】ゴルフで100切りしたいなら読みたい漫画「ゴルフは気持ち」
こちら読み始めたら面白くて為になる、技術や物語というより精神面にフォーカスしたゴルフ漫画。
全14巻。
アマゾンのKindle Unlimited会員なら全巻無料で読めます。
ぜひ。
自分のラウンドを記録するのもいいですよ。