コードバンでオーダー頂きました。
革は外も内もフルコードバン。贅沢です。
そしてステッチは赤。ネイビー×レッドという組み合わせは渋いですね。
コードバンとは
コードバンとは革のダイヤモンドとも呼ばれる馬の尻革ですごく高級な革なんです。
コードバンがどれくらい高級かというと、リブートゴルフで普段使っている牛革の8倍以上の価格と言えば伝わるでしょうか。
しかし何故コードバンはこんなに高いのでしょうか?
コードバンは通常の牛革などの作り方が違うからなんですね。
馬のお尻の部分の繊維質が詰まっている部分だけを使い、しかも表皮は使わず一番いいところだけを削り出して鞣すんですね。
従って製造に手もかかるし、1頭分から少ししか作れないので当然単価は高くなります。
その上人気もあるので手にも入りにくい革なんです。
コードバンでの制作は緊張の連続
今回、オーダー頂いたコードバンはネイビー。
このネイビーのコードバンは私が好きであらかじめ仕入れていたもの。
コードバンの革は大きくないので1枚の革でスコアカードホルダーが一つ作れて、少し余る程度の大きさ。
なので失敗はできません。
もし制作途中に失敗して革が足りなくなると、購入しなければなりませんがこれが簡単には買えない。
人気の革なので在庫が豊富に無いのでです。
ですから制作中はヒヤヒヤの連続です。
部品のカット、接着、穴あけ、刻印等々慎重にならざるをえません。
でも、制作しているとさすがに高級革と感じることが多々あります。
革の質が一定なのです。
もっと細かく言うと、革の中の繊維が一定でバラつきが無いので加工がしやすいのです。
通常、革というものは自然のものですから、革の硬さ柔らかさ、繊維の密度の違いなど同じ一頭の革でも部位によって全然違ったりします。
なのにコードバンは場所によって硬いとかが無い。
なので制作しているときにはやりやすいのです。
制作過程と完成品
今回も手縫いです。 以前にスコアカードホルダーをオーダー頂いた方から、違うゴルフ場(名門!)のスコアカードに合わせてのオーダーを頂きました。 しかも2つ。 完成品の写真を載せるだけでは能が無いので、今回は少し制作過程もお ...
手縫いの解説はこちらをご覧ください。
スコアカードホルダー、オーダー事例と制作工程の紹介
ネイビー×レッドの組み合わせは渋いです。
刻印はお名前と制作日付。
お名前は写せませんので、日付の刻印を。
スコアカードホルダーのオーダーはご相談ください。
サイズ、形、革など様々なオーダーにお応えできます。
今回紹介したコードバンは仕入れまで時間がかかる場合もあります。
まずはご相談ください。